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キャットフードの安全基準

きわめて便利で手軽な食餌。それがキャットフードです。値段が安く、腐らない上に、栄養バランスがとりやすい(と消費者が思える)……たくさんのメリットがあります。しかし一方で、飼い主の間には、キャットフードへの疑問が広がっています。大まかにまとめると、①原料は安心できるか?②表示している材料名に偽装はないか?③添加物の危険性はどうか?④栄養は万全か?の4つが挙げられます。キャットフードの製造過程には不明の部分も多く、消費量の半数以上はアメリカなどからの輸入品です。安全基準は国によって違います。原料については、多用されている大豆が「鼓腸症」(胃腸にガスがたまり血管を圧迫しショック死を招く)を誘発する、病死した動物の肉が使われることがある、と指摘されています。アメリカでは、「「安楽死』させられたぺット(犬猫)の肉がぺットフードに使われるのは日常のことだ」という獣医師の告発があります。日本でも、動物管理センターで殺処分された犬猫がレンダリング(廃肉処理)業者に引き渡されている実態が明らかになり(200I年徳島県議会)、ペットフードの原料にされてきたことはまず間違いありません。少なくない獣医師が、「アレルギーや下痢、皮膚病、内臓疾患など、最近増えている猫の症状がキャットフードの添加物(特に酸化防止剤)と無縁とはいいきれない」と述べています。「ナチュラルフード」と呼ばれる素材でも農薬や抗生物質が残留している可能性があります。キャットフードには、少なくないリスクがあるのです。
信じられないようなことですが,ペットフードには法律で定められた安全基準がまったくありません(2008年4用現在)。原材料や;添加物の表示義務がないので、「知られると都合が悪い」材料を隠すことができるのです。2007年、アメリカでは中国産原料を使つたペットフードによって、多くのイヌとネコが死に至り、その結果、有名ブランドを含む95銘柄のぺットフードが回収されました。日本国内でほ、大阪に本部を置くぺットフード製造会社が原材料に使用していない「ササミ」「ビーフ」を不当表示していた事件が発覚しました。政府は2OO8年3月4日にようやく、ペットフードの安全性を確保するための法案を閣議決足し、2OO9年春にはま導入される見通しとなりました。今まさに、ペットフードを含め、ねたしたちの「家族」が消費する食品の安全性について、社会全体で規制と監視を強めていくことが求められているのです。
キャットフードを「与えない」としたら、選択肢は、①(人間の)家族の食事を分ける、②特別食をつくる、③その両方を併用する、のいずれかです。以下、ヒントになると思われることを4点、お話します。まず、忘れないでほしいのは、ネコは本来、「狩猟動物である」という点です。ネコたちがもし野生状態で生活しているなら、何を食べるのでしようか?うさぎ、野ネズミ、鳥、卵、魚、昆虫、果物、野草などを”獲物”とすることでしよう。このように考えると、「加工していない自然からの恵み」がネコにとって最もふさわしい食べ物といえるかもしれません。しかしネコは、伴侶動物となる中で、人間と同じ食べ物を共有してきました。食生活は民族や地域によって違います。その犬種の原産目の人々の食生活や初期の用途を知ることは、ネコに合った食べ物を見つけるヒントになるはずです。毎回ごとの質や栄養素には、あまり神経質にならないほうがいいと思います。あなたも「今日のランチの必要栄養量は?」などと考えながらレストランに入ることはないはずです。1日(あるいは1週間)のトータルで「これくらい」と気楽に構えましよう(野生のネコは何日も獲物がとれず、絶食を強いられる経験をしています)。最後に、ネコには個体差があり、ふさわしい食餌怯もネコによって異なる、という点を強調しておきたいと思います。ネコの食餌は、健康状態、年齢、運動量、嗜好に応じて判断し、調整していくべきものなのです。
「毎回の栄養素にこだわりすぎるな」と言われても栄養素はやっぱり気になる、というのが飼い主の本音だと思います。この項では、栄養素の基礎知識について解説します。なお、筆者は栄養学の専門家ではないので、ネコの健康面に不安を抱えている方は、自然療法やホリスティック療法を実践しているぺットの食餌に明るい獣医師に相談することをおすすめします。たんぱく質、酵素、ホルモン分泌物、体の組織をつくる栄養素。代表的食材は肉、魚、卵(卵アレルギーや生卵の自身で下痢をするネコもいる)。炭水化物体のエネルギー源。野生のネコでは、胃の内容物に少なくない炭水化物が含まれていることがわかっています(捕食した草食動物の腸の内容物を摂取している)。代表的食材は、玄米・米、オートミール、パスタなどの穀物、パン、ジャガイモ。米・玄米は蒸す(「おじや」も合理的)、パスタはゆでる、ジャガイモは必ず芽をとってマッシュポテトなどにするのが一般的。ネコの腸は短いので、多量の食物繊維は避けましょう。脂肪は多くても摂取量全体の10%程度までにとどめること。しかし抑えすぎるとネコにとっては強いストレスとなります。動物性脂肪だけでなく、植物性脂肪も与えるようにしてください。ネコの必須脂肪酸であるリノール酸とリノレイン酸は、植物性の油に含まれています。体の大きさに応じて、1日当たり小さじ1杯~大さじ1杯の植物オイルを与えると簡単に摂取できます(通常、この脂肪酸はドライフードには含まれている)。カルシウム、リン、ビタミンDは骨格形成、ビタミンAは皮膚の健康と感染症予防、ビタミンEは筋肉の成長と免疫力強化にとって重要です。
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